片付ける人と割り切る
我が家では室内で小動物を二匹飼っているのだが
だいぶ前から「一度、カーペットもゲージもサークルも退かして床を掃除しろ」と言われていた。
命令する人は「口出しはするが自分の手は汚さない主義」だし
我こそは飼い主と名乗る人は「可愛がりのみ担当」なわけで
結局、その大掛かりな作業をやるのは私である。
どれほどたいへんな作業になるかは容易に想像つくので
さきのばし、さきのばしになっていた。
先延ばしにする中で、なんとなく
「私の方が協力者であるはず」という気持ちがあった。
命令する人が「大変だろうから手伝うね」と言うとか
飼い主を名乗る人が「この日にやるね」と自主的に言うなら
そのときは協力は惜しまない。という展開を淡く期待していたのだ、心のどこかで。
だがもう「どっちもないな」という判断をついにした。
命令担当は趣味のお出かけで不在であり
飼い主担当は、作業のためにキャリーゲージに入れたペットを
「優しく見守る係」に徹する宣言をした。
ああ、もうこれはひとりの戦いってことだ。
毛だらけのペットエリアに立ち向かい
手作りのサークル×2を分解し
でかいゲージ×2を移動させ
かじられたマット×2を剥ぎ、
使わないものや、あっても無駄と判断したものを処分し
もう一度サークルを組み直す×2という作業を一人で行った。
手作りサークルは100均の金網を組み合わせたものだったが
ちょっと加工して頑丈バージョンにしてみた。
そして今後も分解しやすいように
つなぎ目につかう部品を変えてみたりして
工夫をいくつか入れた。
その結果、強度は上がり、組み立て方もシンプルになったが
サークルのスペースは狭くなった。
サークルが狭くなった代わりに
壁際に余裕ができたので
余っていたカラーボックスをいれて
ペット用具入れとかも作ってみた。
よしよし今日はがんばったぞ、私!!
やり終えた充実感に浸っていると……
ペットを戻しにきた「見守り係」が
「ペットちゃんたちの遊び場が狭くなった」と文句を言ってきた。
「ああ、そうね
広けりゃ広いで誰も掃除したがらないからね
掃除する人が掃除しやすいようにしたけど
何か問題ある?!」
と言ってみたら、なかなか気持ちよかった(笑)
そうかもう、自分が「掃除する人」って割り切りゃ却ってラクなのかも。
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「久しぶりに使ってみたカードシリーズ」
今日は私が「人生で一番最初に買ったタロット」を久しぶりに出してみた。
クリスタルタロット。
タロットを知ってみたいけど
いきなり本格的なものを買って
すぐにリタイアしたらもったいないしなあ。
そんな思いもあった。
当時の私は、タロットに怯えるレベルの恐怖があった(呪いっぽいイメージ)。
なので最初はオラクルカードから入った。
けど、オラクルカードを知るうちに
やっぱりタロットのことも知ってみたいとおもうようになった。
だけど、こわいものは怖い。
本格的なのを触る前に、なんかこう、気軽に触れるデッキってないのかな
・78枚そろっている
・安価である
・あまり恐ろしげな感じじゃないもの
その条件を満たしていたのが
このクリスタルタロットだった。
優しげな絵と、逆位置不採用の仕様、
そして鉱物にも興味があったので
タロットと宝石のコラボというのも当時気に入っていた。
そうした「私の入門タロット」を
今となっては懐かしい感じがするなあとしみじみしながら、ひさしぶりに3枚引きで引いてみる。
質問「今晩の過ごし方」
正義
ワンド6
剣のナイト
(ジャンプカードは棒のナイト)
……え?あれっ?!
えっと……どう読むんだっけ?
正義は……調整で……天秤座で
このナイトは、トートでは王子で……えっと…?…
数札に星座と惑星記号がない……?
一瞬、混乱した後、我に帰って考えてみると
いつのまにか自分の中でトートタロットでの見方が基準になってることに気がつくのであった。
絵を見て、なにも結びつかなかったのがびっくり。
あ、でもそうか、あのころは
解説本をめくって意味を当てはめて
絵を見た印象でふんわり受け止めてたから
記号や象形文字とか入ってなくても困ることはなかったんだ。
自分に関して、なにも変わってないようで
実はちょっとはあのころと変わってる部分もあるんだな、と感じた次第。
いまこれを読むなら
「今夜の過ごし方」は
今日のペットスペースに施した仕様変更(剣のナイト)を
家族間の話題に出して(正義)たのしく盛り上がろう(w6)、
ってところかな?
ジャンプカードの棒のナイトは「期待との一致を待たずに作業に奮闘したこと」を言ってる気がする。
解説本を読んで当てはめるやり方だったら
また違う解釈も出てくるんだろうけど、いまは、これで。