21-参「評価は関係なく」

中学生くらいまでは漫画家になりたくて

いや絶対それしかない、みたいな思い込みで生きてた。

 

ノートに鉛筆で漫画を描き、それを友達に回し

授業中まで自分のノートがみんなに読まれているのが

なんだか誇らしかったし、生き甲斐のように感じていた。

 

それがボッキリ折られたのは

高校時代の漫画研究部での「評価」だった。

そこで己のイラストのレベルを嫌というほど思い知らされたのだ。

決してうまくはない、いや壊滅的に下手な部類だった。

 

中学校までは、自分が一番得意なことでみんなを楽しませている、そう思っていたが
「自分の小さな世界だけで満足に浸っていた」ことを知り恥ずかしさや苦しさを味わう。

 

それでも「あなたの絵好きだなあ」と言ってくれる人も少数派ながら居たので

イラストを描いて誰かに見せることは、減りはしたものの無くなりはしなかった。

 

だけどいつしか大人になるにつれ

「誰かに評価してもらうより、自分が納得いく趣味にしよう」

みたいな感じに変わっていった。

 

今では、紙に描くイラストだけではなく

違う形で「描く」ということを続けている。

誰に認められなくてもいい、という思いから

自分から「見て見て」ということもなくなった。

 

 

そう振り返れば絵だけでなく

ブログとかsnsとかもそうだなあ。

 

始めた当初はなんでも楽しくて

それを見てもらえて人と繋がるのが嬉しくて。

そうなったら、何人が見てくれた!っていうのばかりが気になり始め

人数に一喜一憂して落ち着かなくなる。

だけど次第に評価を気にする割には中身が薄いことに気づき

そこに自分は納得できてるのか?と思い始める。

 

そして行き着くのは

「誰に評価されなくても自分が納得いくものを作る」

という心境になってるなあ、とそんなことを思った。

 

このブログもそうだな(笑)

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「円盤の騎士」

これでどういうテーマで書くんだ?と一晩悩んだが

書いてみると意外にも思い当たることは複数あった