山のあなたのその先に
暗記が得意でなくとも、
その暗記をしたものが
記憶に刻まれると、
いつまでも忘れない。
そうしたものは
いくつかあるものだけれど
私にとってはその中のひとつに
学生時代に国語の授業で習った
「山のあなた」という詩がある。
確か当時、中学生だった。
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山のあなたの空遠く
「幸ひ」住むと人のいふ。
噫ああ、われひとと尋とめゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸ひ」住むと人のいふ。
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授業の最初は、内容に入る前に
「まずはこの詩を暗唱できるように」
という宿題が出た。
暗記が得意で無い私は
「1日で覚えろと?」と思ったのだが
しかし、そのタイトルを見て、
瞬間的にハマったのだった。
「山のあなた」
なんという心に残る響きなのだろう、と。
そしてその詩の中身にもハマった。
なんと素晴らしい詩なのだろう、と。
教科書に載ってる詩が
素晴らしいと思ったのは
これが初めてだった。
私にしてみれば本当に珍しいのだが、
一夜にして暗唱できるようになったのだ。
朝になってもバッチリ忘れず
教科書を見ずとも
完璧に言えるようになり
さあどっからでもかかってこい!と
意気揚々に授業に臨んだ。
しかし……受けた授業内容に愕然としたのだった。
その授業では、この「山のあなた」は
「絶望して悲しい詩」だと解説されたのだった。
対する私は
「これは希望にあふれた詩」だと、
真逆の解釈をしていたので、
その授業にショックを受けたのだ。
授業での解説
「山の向こうに幸福があるというので探しに行ったが、山の向こうには何も見つけられなかった。私たちは悲嘆に暮れながら涙を流して帰還した。するとそれ以後は「山のもっと向こうに幸せがある」などと人々が言うようになった。幸せは手の届かないものなのである」
自分の解釈
「山の向こうに幸福があるというので探しに行ったがそこにはなかった。泣くほど悔しかったが、人々がいうには「山のもっと遠くに幸せがある」という。今回は見つけられなかったけど、幸せはやっぱり山の向こうにはちゃんとあるものなんだ!」
私としては、
「見つけられなくても、その希望は消えたわけではなく、遠くてもちゃんと存在している」
という「希望の詩」だった。
これほど、人の解釈とは違うものなのかという出来事だった。
↑
今だからそう思うけど、学生当時はそういう言葉すら思い浮かばず、「自分の感じたのと違う!」という違和感だけが発生した。
その後、どうなったかというと
私は、授業でいくら
「悲嘆」の解説が詳しくされても
それを受け入れることはなく
「自分の解釈が間違っている」とは
断固として思わなかった。
ンン年たった今でも、
これは「希望の詩」として、
記憶に刻まれたまま、
暗唱も変わらず出来る詩である。
「山のあなた」は確かテストには
出なかったと記憶しているが、
もし、試験に出題されたら、
完全にアウトだっただろうな(笑)
そんなことを思い出したのは
自分と人とは違う、人と人はみんな違う。
そしてその違いは想像が及ば無いことも多くて、
良くも悪くも触れてみないとわからない。
ということがいくつか続いているからだ。
***
そんな今朝のタロットのテーマは
「こうしたモヤモヤにどう向き合うか」ということ
・混ぜてるときに気になった1枚
・混ぜてる間に溢れた3枚
・ケルト十字の10枚
これらで見てみた。
<ケルト十字>
1枚目が「S9」
「あ〜やっぱり」って感じ。。
「やりたい」と「キチンと」の葛藤。
近未来のD6との打ち消しを考えると、葛藤の部分が強くて、それが続けば「安定のバランスが整いにくい」という感じかなあ。
S9の双子座の火星が活力ではなくてもやもやの方に働いてる感じがする。
解決策の2枚目は「c王女」
「あるがままを受け入れましょう……いいこともそうで無いことも優しくじんわり溶け込んで混ざり合うように……」そんな感じの印象
現況の3枚目「w王子」
C4→W5→W6の流れは……?
「もっともっとを求めすぎて、絶対掴んでやるー!と意気込み、流石にそれは勢い任せでちょっとやりすぎたんでは……と考え始めた」
……思い当たることありまくりだな(汗)
近過去の4枚目「w9」
「色々知るうちに試したくなった」そんな感じ。
射手座の月っていうのを考えると、
その興味と挑戦が安心や満足感でもあり、同時に不安の元にもなった、
とも言える……?
潜在は「w王女」
王女かあ。解釈に悩むな。。無意識な部分だけに。
ワンドだから……
「それでもまたなんかやってみたい」って無意識に次へ向かってる、
そういう感じになるのかな。
近未来は「D6」
めくった瞬間、お、安定とバランス!って喜びそうになったけど、1枚目のコンビを考えると、今を引きずったら安定しませんよ、ってことだろうなあ。。
引き摺らないためにはやっぱり解決策の「c王女」の受容と溶解の意識ってことになるのか。。
7枚目。自分の姿勢は「c騎士」
S7→C8→C9この流れに当てはまる現況は?
うーん1枚目に当てはまるような葛藤を2枚目のc王女で溶かそうとしてる。これを行おうとしてるのが、このc騎士が表してるような気がした。
8枚目。周りの状況「c女王」
ああああ(汗)
これ、意味を深く考える前に……
このc女王って、私のホロスコープに唯一居ない女王様なんだよね……私の欠けてる要素とも言える。
「自分に足りないもの(感情や配慮)に気付け、ってことを周りが示している」
そういうことが真っ先に思い浮かんでしまった。
9枚目の願望や不安は「D8」
乙女座の太陽……慎重に分析、完璧にキチンと役立つことを追求する……のを望んでいる……?そしてそれができない時はそれが不安の原因になる。
10枚目「吊るされた男」
うーん……最後に難しいのが来てしまった。。
私がタロットやると、よく出てくるのがこの吊された男さま。
この展開で唯一のアテュだし、
最終結果だし、重要なカードとも言えるけど……
この場合、どう解釈したらいいんだ(悩)
感情が大事ってことだろうけど……。
火星のモヤモヤからそれを解決したい情報の水星へ運ぶ感情。
あるいは、水星的に情報を集めて、火星的な活力に結びつける感情。
感情とは、自分の気持ちが状況より先にある。
うーん「色々あるけども、そこに湧く感情を大事に考えてみよう」?
全体を見ると葛藤とかもテーマだから
「自分の感情のコントロールをやってみてはどうかな?モヤモヤを引きずるのも溶かしていくのも自分の感情次第でしょ」
っていうことになるかな。
そして、ケルト十字をやろうとシャッフルしているときに、すごく気になった一枚があったので、それは裏返したまま、別にとっておいた。
これを開いてみると「宇宙」だった!
無意識に当たり前に考えてることを現実へ下ろす。そんなカード。
今考えてることは、ちゃんと形にして現実に活かしなさい、ってことのように感じた。
そしてシャッフルしたときに飛び出したジャンプカードは3枚。
S6,S8,悪魔
うーん、ケルト十字も含めてソードが多いなあ
知恵を使って(S6)考えに基づくことをやってみよう(S8)それを現実に活かすべき(悪魔)と解釈。
ケルト十字をする前に撮ったカードに
宇宙と悪魔というバリバリ土星的なカードが出たのも
結果重視、現実的に動く、キチンとやる、今回のノルマ、って感じがしてる。
じゃあ、その上で
今日はどんなことを意識して過ごそうか、と
ここでアストロダイス。
1ハウス、蠍座、太陽
!!!
アセンダントさそりの私としては
そこに太陽が出たということは
うーん
無意識な自分がやってることを
今日はめっちゃ意識化して行動してみよう!
ってことになるのかな。
やりすぎ注意にならない程度に
意識して過ごしてみよう(笑)