えがおのひみつ

 

これまでの自分を振り返って「どうにも謎だがまあ周りが言うならそうなんだろう」と思い続けて過ごしてきた頃がある。


それは「ぷにこんさんっていつもニコニコしてるね」と他人から言われることだ。

いつも笑っている、と。


幼少期から、大人になったこれまで
この言葉を言われなかったことはまずない。

出会って多少なりとも共に時間を過ごした人からは高確率で言われる言葉だ。

 

そしてそれは何も元気が出るようなキラキラな「いい印象の笑顔」的な褒め言葉だけではない。

「愛想笑い」「笑ってごまかす」「ヘラヘラしてる」と言う、「よくない印象の笑顔」も含んでの「いつも笑っている」と言う他人からの印象が、ずっと人生と共にある。


にも関わらず。

ここが重要なのだが
その笑顔の張本人であるはずの私に
「いつも」笑っているという自覚がない
ということが長年の謎だった。

 

何も発言してない時ですら
「ぷにこんさんがずっと笑顔で聞いてくれてるから励みになった」
と言われて驚くことがある。

 

特に何もしてないのにお礼を言われて「いいんだろうか」と思うこともしばしば。

 

「いやいや、そんな……」というしかない時の自分もおそらくは笑っているんだろう。鏡がないからわかんないけど(笑)


確かに私は笑い上戸なので
面白いと感じたことには大いに笑いやすいという自覚の方はある。

 

だけどそれ以外のことで、黙っている時すら他人に笑顔を見せているという自覚の方はないのだ。もちろん今でもそう。


だけど意識してない時間も「いつでも笑顔だよね」と言われ
別れ際には「これからもその笑顔で周りを癒してね!」とか言われると

ん〜笑ってたのか……
しかも癒しになったの……?

「またなのか」と思い

ある時は
「笑ってないで人の言うことちゃんと聞け!」とか
「ヘラヘラしてごまかしても無駄だからね!」とか
「真剣に聞いてるの?!」責められると

いや笑ってませんけど……
ごまかしてないですけど……
めっちゃ真剣ですけど……

とこれまた「またなのか」と思い

もうそれらは一度や二度ではなく
生きてきてずーっとなので

「まあ、いっか。よくわからないけどそう見えてしまうんだろう。謎は謎だが、そういうものなんだ」

としないと、いちいち深く考えていてはキリがない問題だった。


だが、近年になって
ホロスコープに興味を持ってからは
その謎の仕組みがひょっとして
説明つくものなんだろうかと思い始めてきたのだ。

 

それは……自分のアセンダントという
第1ハウスのハウスカスプが
蠍座の10〜20度にある、ということだった。

 

www.kaerusan01.com


↑お勉強サイト。いつも教科書にさせていただいてます!

 

第1ハウスは「牡羊座的な第一感」
ふとした時の本能的(反射的)な自分を表す。

いつの間にかやってる、という無自覚な自分、というのは
裏を返せば「他人の前では、その無自覚な自分が出ている」ということになる。

上記の記事にある

そして、相手と笑顔だけでつながれる雰囲気を目指します。


これなんてまさしく「そういうことか」と思ってしまう。

アセンダント=無自覚な自分とするなら
笑顔だけで繋がる雰囲気づくりを「目指した」のではなく
無意識に瞬間瞬間にやっちゃってるので
特に「笑顔でいなきゃ!」とは思ってないのだ。
別に頑張らなくても笑顔を他人に向けちゃってる
というのも説明つきそうな気がする。

 

そして「あなたに敵意はないですよ」

というアピールを無意識にしているのかな?

蠍の毒をモロに見せたら、心じゃ繋がれないから?

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あなたに敵意はありません☆の心の表れ?


そして、さらには
私の「真ん中蠍座」から始まる第一ハウスには
射手座の海王星が鎮座していたりもする。


「毎回ナゾだけど、ま、いっか」と済ませちゃったり
何もしてないのに他人から「癒しだ」と言われるのも
なんとなく……射手座海王星の力じわじわ(しかも無自覚)
ということに説明つくのではないかと思う今日この頃。


というアセンダントという要素を考えてる私は実は
ホロスコープを知った当初は、
あまりアセンダントは重要視してなかった。
そういう時期もあった。


今、参考に読ませていただいているサイトに出会う以前の話だけれども。

 

ホロスコープを知ったばかりの私は
本やサイト、色々な情報からの「アセンダント」を見ていた。

その多くは「見た目」「ペルソナ」という説明がされていたのだ。

もっというと「蠍座」の情報も「笑顔」なんていう情報は見たことがなかった。

 

アセンダント蠍座とか
太陽牡羊座とは全く違うし、なんか嫌だな。と思っていた。

 

ペルソナって社会的な仮面って意味に書かれたけど
「無自覚な自分は他人の目には映りやすい」という意味の
延長だと思えばまあ、今ならわかりはするけど
ズブの初心者には全くわからない話だった。

 

え?私、蠍座の仮面をかぶってるの?
っていう解釈だけだ。
そりゃ違うっしょ?っていう答えしか当時は出なかった。


そして「見た目」

蠍座アセンダントの人は
妖艶でミステリアス。
セクシーさで相手を魅了。
赤紫のメイクや服がよく似合う。

例えばこんな感じの人(→美女の写真)


とか書いてあって。

 

セクシーもミステリアスもなんもない私は違うな、と。
写真のような美女なら女優目指してます(笑)みたいな。
赤紫の服なんて持ってないし
化粧も日焼け止め程度だし。
似合うとかそれは体型のデザインによるのでは。

 

そんなわけで
当時の私はペルソナでも見た目でも
アセンダントは全く信用ならない情報に過ぎなかった。


だけど。ある時、
「私のホロスコープは水の要素がアセンダントくらいしかない(しかもそれは重要ではない)」といった事があった。

その発言に対して

アセンダントは無茶苦茶重要ですよ」

「惑星がないからといって重要でない星座はない」

と指摘してくれた方がいた。

 

それが、ちゃんとアセンダントや星座を詳しく知ろうと思ったきっかけにもなって今に至る。


そして数日前、お勉強サイトにもこんな記事が(笑)

www.kaerusan01.com


↑過去の自分が思ったことの指摘がズバリって感じ。

 

アセンダントが重要じゃない」と発言したあの時
初心者ながらも「ある程度は知っている」みたいな気持ちがあったが、

それが「実は何も知りもせずわかってもなかった」のだった。

 

その事実は衝撃的だった。

まさにタロットの「塔」ってあの感じだろう。
根底から考え方がひっくり返されるような。


まだまだ蠍座のことも
アセンダントのことも
深いところまでは理解してはいないけど


自分の心の見せ方、そして相手から都合の悪い部分を隠したり、自分に都合の悪いことを自分で見ないようにすることもあります。

こういうところ↑も無自覚でよくやってる、と考えるなら

「自分で自分を許せなくなる時がある」
「これでいいのかもやもやする」
 ↑
(自分の中の他の星座からみたアセンダントの言動)

「沈黙に焦るあまりに自分から余計なこと喋ってドン引きされる」
 ↑
「不必要なこと、喋る必要あったの?黙ってりゃいいのに」と後悔する
 ↑
アセンダントから見た、他の星座の要素による言動)

とか脳内自分会議が起こってしまうことや
しょっちゅうモヤモヤするのも
なんかわかる気もする。
(これだけが要因じゃないけど、これも要因のひとつ)


ざっくりみても
火の要素が多い自分が
とっさに出る行動が水っぽいんだから
まあ納得しないところは納得できないだろう。

 

水と火のちょうど良い「ぬるさ加減」がいつも手探り。
適温がわかりづらいけど
そういう自分を面白がりながらも
これからも手探りなのは続いていく。