21-17「読解力が足りない」
家が図書館だったらいいのに、
そう思う少女時代があった。
が、しかし
そんな思いはどこへやら。
学校を離れると活字からも遠のく日々。
そんな私だが、最近また図書館が
身近になりつつある。
そういう流れで何冊か読んで感じたのは
「これほど書き方に違いがあるものなのか」
ということ、そして
「こんなに自分は読解力が足りないのか」
ということだ。
厚くてもすんなり読める本があるかと思えば
薄いのに全然進まない本もある。
まさに前回読んだ「本A」と
今現在読んでる「本B」がそうだ。
思いや研究成果を言語化し
それを書籍にできる人たちなのだから
相当頭も良いんだと思う。
著者プロフィールも実にABともにどっちも豪華。
だが……
本Aは、書いてることが難しすぎて理解が全く追いつかず、ページめくるのがつらいと思うほどだった。
たぶんこれ「読み手も頭がいい人であることが前提」で書いてあるんだろうなあ……って終始思った。
そして本Bの方は、とても興味惹かれることも書いてはいるのだが
すごく具体的な説明が延々と続き、いつも間にかその章が終わってしまっていて
「あれ?冒頭で言ってたことの結論って結局なんだったのかな?」
とまたページをめくりかえして結論の部分を探しに行く。
説明を読むのに疲れてしまって
その間にちょこっと挟まれていた結論を読み飛ばしていた、というようなことが何箇所もある。
自分が結論を見抜く読解力が足りてれば
もうちょっとサクサク読めるのかもしれないが
気が滅入りそうではあるがあとちょっと格闘してみよう。